2020年クロシェは、ファッション業界の大量生産大量廃棄という悪循環から抜け出すことを目指し、いち早く受注生産の取り組みを開始しました。
そして「2024年までに生産量の80%を受注生産に」という目標を掲げました。
RE-DRAW THE CIRCLE循環を描きなおそう
あれから2年。
あれから2年、受注生産比率の進捗はというと、かなり苦戦しています。 想像以上に難しい目標であることを実感しました。
そこで、これまでの挑戦を振り返り、これからわたしたちが何を目指し実行していけるか、「持続可能」な取り組みについて、あらためて見つめなおすことにしました。また、これまで何が「アカン」かったのか、反省点も含めてお伝えします。
売れるものしか作れない
通常販売よりもお届けまでに時間がかかることもあり、受注数は伸び悩みました。また、受注したその場で売買が完結しない販売方法のため、期間限定ショップでの展開を断念せざるを得ないケースもありました。買いたいものが当たり前に目の前に並んでいるのが当たり前になっている大きな循環の中で、「受注生産80%」という目標を達成することは、現状のわたしたちの商品力、販売システムが追い付かず、一企業の力では到底及ばないことを痛感しました。
タテマエ・やらされ・
どうせムリ
自粛期間が開けると、これまでの停滞を取り戻すべく販売に注力し、社内の視線も、売り上げの復活にフォーカスされました。一方で受注生産比率の高すぎる壁には、努力の限界を感じるようになりました。また、SDGsについての情報収集などは個人の自主性に任せていたため、社内の温度差にバラつきが見られ、サスティナビリティについて「きれいごと」や「タテマエ」と認識されている節もありました。
もともと小規模生産をしていたクロシェにとって「受注生産」にフォーカスしたこの2年の取り組みは、インパクトの小さい結果となりましたが、今後も【作りすぎない生産体制】【息の長い定番商品の強化】を続けていきます。また、無駄な物づくりをしない考え方を今一度社内に共有したり、ブランドのコンセプトを再構築する機会になったりと、社内のSDGs意識の浸透という点で、初めの一歩を踏み出すことができました。
そして、これから。
2022年クロシェが描くあたらしい循環RE-DRAW THE CIRCLE 2022
もっと、ここち良い「もの」「つくり方」「コミュニケーション」を。
まずは、知ること
あらたな取り組みとして、SDGsイベントや勉強会を定期的に開催し、全スタッフに広く理解・浸透させます。
知ったうえで考え、選択する
各ブランドの背景や規模、強みや得意分野を活かしながら、わたしたちの環境や社会にとって、よりベターなありかたを考え、選んでいきます。
楽しく親しみやすくアウトプット
そしてお客様には、それぞれのブランドの商品・コンテンツ・イベントを通じて、楽しく、親しみやすいかたちで表現していきます。
ブランドごとの取り組み
エント
エコ素材を使用したアイテムの展開
サスティナビリティを等身大で
情報発信
OPEN
ファルファーレ
受注生産の取り組み
梱包材の見直し
さらにサスティナブルな新レーベル
OPEN
トレコード
作りすぎない、ものづくり
「あまり生地」を素敵に
アップサイクル
OPEN
ジャスミンスピークス
余剰在庫をアップサイクル
ヨーロッパのSDGsを楽しく紹介
OPEN
2022年、クロシェは人々の心にときめきを与えることを目標とし、成長し続けます。ここち良さを、あたらしい視点から。