RE-DRAW THE CIRCLE循環を描きなおそう
ファッション業界の、憂鬱な現状。
国内で一年間に作られた商品のうち、
約半分が在庫処分されている
ということ。
トレンドのお洋服や靴は、
店頭に並ぶ半年以上も前に企画され
一着あたりの価格をさげるために
大量に生産されています。
価格競争の激化で、
驚くほど低価格の商品が
いつでもすぐに手に入る世の中。
その陰で、一度も着られることなく
ゴミとして捨てられるお洋服や靴が
大量に生まれ続けています。
ファッション業界には、
おかしなルールがあります。
それは、新品なのに、
食べ物じゃないのに、
賞味期限がついていること。
売れずに残った商品は、
レッテルを貼られ
価値を下げられます。
それでも売れなかった商品は、
とうとう焼却処分されるのです。
- それは
作る人にとっても、かなしいこと。 - 余剰在庫は、売る人も苦しめます。
- 本当に必要な数が
今の半分なのだとしたら、
働く人たちはきっと、
もっと有意義な仕事ができるはず。
もちろんわたしたちクロシェも
同じ悩みを抱えながら
あらゆる部署のスタッフが、
余剰在庫と戦っています。
ファッション業界の
不健康な連鎖に疲れたすべての人、
大量のCO2によって
破壊され続ける地球環境。
もっと、
ここちよくできるはず。
クロシェは
業界のセオリーから抜け出して、
「あたらしい循環」をつくります。
余剰在庫が膨れ上がる
大量生産の流れを断ち切り、
受注生産に移行します。
2024年までに
生産量の80%を
受注生産に切り替えます。
お客様に、どうかお願いしたいのは、
ご注文から商品がお手元に届くまで、
しばらくお待ちいただくことです。
そのかわり、
わたしたちは3つのお約束をします。
- FOR THE EARTH必要とされる分だけ、
そして材料やエネルギーを
無駄にしないための
最低限の数だけ生産することで
在庫を圧縮し、
商品の廃棄による
環境破壊を防ぎます。 - FOR CUSTOMERSお待ちいただくことにより、
商品の価格をお客様に還元したり
もっと柔軟に、
お客様のニーズに寄り添えるようになります。 - FOR THE INDUSTRYこの考えに賛同してくれる企業や
職人やクリエイター、
そしてお客様と円陣を組み、
地球にやさしい
「あたらしい循環」を
作り上げます。
わたしたちクロシェは、企業として
そして、かけがえのない
美しい地球に生きている一個人として
どんな未来を描いていけるか考え、
チャレンジしていきます。